本研究の目的は、男性における動的および静的な肺コンプライアンスのための新しい基準値と予測変数を決定することでした。
肺活量測定、ボディプレチスモグラフィーおよびCO拡散能力を含む正常な肺機能パラメータを有する健康な非喫煙男性における前向き研究として調査を行った。, 食道圧法を用いて、動的コンプライアンス（Ｃｄｙｎ）、特定の動的コンプライアンス（Ｃｄｙｎ／ＩＴＧＶ）、静的コンプライアンス（Ｃｓｔａｔ）および特定の静的コンプライアンス（Ｃｓｔａｔ／ＩＴＧＶ）を測定した。 肺反動圧を、異なるレベルの総肺容量（ＴＬＣ）で記録した。
この研究には合計208人の20-69歳の男性が含まれていた。 コンプライアンスパラメータの平均値は、Cdyn：2.91±1.08L/kPa;Cdyn/ITGV：0.71±0.30kPa-1;Cstat：3.34±1.04L/kPa;Cstat/ITGV：0.82±0.31kPa-1であった。, Cdyn、Cdyn/ITGVおよびCstat/ITGVは年齢と有意に相関し、Cstatは身長と関連していたが、重回帰分析ではコンプライアンスパラメータの予測可能性は非常に低かった。 すべてのＴＬＣレベルにおける肺反跳圧は加齢とともに有意に減少した。
結論として、我々は肺コンプライアンスの回帰方程式に対する人体計測変数の寄与が低いことを示した。 加齢に伴い，肺の静圧–容積曲線は傾きの大きな変化なしに左にシフトした。